というか、折角だから、質問コーナーな訳ですが。 本当にラッキーなので、 わたくしたちは日頃謎に思ってること詳しく知りたいこととか、 幸運と先生にに甘えてお話を聞かせていただいたのでした。 その1、先生が録画されたテープについて。 どのくらい録画されたのか、そして何故アーカイブスですらある分も公開されないのか。 プリンプリン物語のファンとしては大変気になるところです。 やっぱり最初にまず聞いちゃったのはコレなのでした。 ぶっちゃけ、アクタから全部録画はしてあるそうです。 全部あるんだってーへーほーへーほーへー! (途中ちょっと抜けてるとこがボチボチあったりするかは聞き忘れてた…しまった) で、テープはNHKさんの全てところへお貸ししてるんだとか。 しかし、何せ25年以上前のテープです。しかも家庭用。しかも3倍。 おまけに初期の頃のビデオテープ。今より値段は高いけど今より質は悪かった筈。 なんと、そんなテープがカビやらなにやらでとてもじゃないけど そのままでは見ることが出来ない状態らしいのです。 なんということでしょう!!! クリーニングしなければなりません。しかし、このクリーニングに 結構な額がかかるそうで。あとデジタル化するとか?なんか色々。 修復絶対経費はいっぱい!そんなお金のかかるようなこと!Nゲフゲフゲフゴフン! まぁ、とにかく、お金はかかるので時間もかかりそうなのですが(大人の辛い事情)、 いつかはバルンバ以降も見られる可能性はあるみたいです。やったね! まだかなまだかなーワクワク。よろしくおねがいします、えらいひと! ああ、ここがチェコだったら国のお金で人形劇の保存してくれたんだろうなぁ(遠い目) その2、ヘムラーの髪は……… そんなこと聞くな。わざわざ聞くな。ごめんなさい聞きました。 あ、多分2番目に聞いたわけじゃ…わすれたけど。 最初いまいちピンとこない先生。…というか、先生は、男性キャラには 主要メンバー(にもあるか怪しいかもしれない/笑)とルチ将軍以外に 特に思い入れはなさそうな感じで覚えておられませんでした。 ヘムどころかベベルの記憶もあやふやぽかったです。 先生は、先生は!女性がお好き!!!フェミニストなんで!!! (奥様は電話口にてステッラの事はすぐに名前を出されたらしいです/スミさん曰く) で、ヘムラーの髪がないんです!とか言ってみると、 「えー、髪はあるでしょう。ビデオの映像には」 いえ、撮りおろされたDVDのジャケットには…とモゴモゴ言うヘム好き。 てんてー、もらったらしい花手箱(未開封/笑)を出してきて確認。 なかなか開きにくいビニールを外して、アクタ全編のジャケットのヘムラーを見て一言二言。 「ないねぇ。抜けちゃったね」 「羽根系の髪は時間が経つとどうしても抜けちゃうんだよねぇ」 としみじみおっしゃる先生。ちなみに羽根はお店で売ってて、 それを沸騰したお湯に入れて虫を落としてから使わないと大変なことになる模様。 虫にたかられるヘムラー………はぁはぁはぁはぁ(こんなとこで萌えんな) 「黒いのはカラスのだね」 説明して下さる先生。これを聞いて以来カラスが全部ヘムラーに見えます。嘘です。 ちなみに、髪は普通にボンドで接着されてるそうです。ほんとう、ふつうだなー。 ヘムラーも抜けましたが、勿論ベベル兄さんの髪も抜けたそうで。 後編のジャケットやらを見る限り、本当に世間に見せれない状態っぽいですね。トホホ。 あの、それって…つまり……羽根系の髪を持つキャラは……手を加えてないと大変なことに? まさか、あのポーカーも!?当然展示されてなかったので真相は闇の中…。 さすがに植毛してくださいとは言えませんでした。 幾らかかるんですかとも聞けませんでした。 ……出来るかよう……そんな……でも言ってみたかったあの一言。 「でも、これ(花手箱)買う人いないでしょー? 売れるの?(売れないよ)って最初に僕は言ったんだけど」 わたし買いました!!!!!!!! ちょう挙手をする私。買うんです、買っちゃうんです。だって…! ビデオに全く録画してなかったし、総集編の全編とはいえアクタついてくるし。 でも、総集編だからいっぱいカットしてあって(ヘムダンスと墓参りのスタッフロールとか!) 「あぁ、総集編だからねぇ」 でも、アクタ完全版のDVD-BOXなら皆絶対買っちゃいますよ!と言っちゃう私。(何を根拠に) 「じゃぁ、今度(DVD関係者さんに)言ってみようかなぁ」と笑っておっしゃた先生。 本当に是非言っておいてください。是非!是非!!!!!(必死過ぎ) ほんとうに、よろしくおねがいします、えらいひと!!!!!! その3、放送中のくろうばなし よく聞く話なのですが、アクタ放送中だった当時にルチ将軍の頭に苦情があったそうで。 関西のアルトコのある大学のある教授が、 『あの形は水頭症を思い浮かべさせる。差別的だ、けしからん』 とか抜か…言ったそうで。個人的意見ですが、制作側が意図しないことをそんな風に ななめから見る方がまったくけしからないと思うのですが。実際のその患者の方が 言うなら兎も角、それこそあたまでっかちな人にいわれてもなぁ! 映画ペイフォワードの主人公が言ったことを思い出しますよ 『それは君だろ!』 しかし、えらい教授のいうことです。無視できません。つらいなーテレビって! だから仕方なく隕石にして宇宙に飛ばしちゃったそうです。 なんとシナリオにまで影響してしまいました!!! 「もしその苦情がなかったらアクタはもっと長い話になったんじゃないかな。 アクタは人気あったからねぇ」 そしてこうもおっしゃっていたような…… 「1年くらいはアクタになったかも。ずっとアクタだったかも」 なんだってーーー!!!!! どんなアクタ編だ。想像が付きません。隕石じゃないルチ将軍。 その設定だけで、既存のあんなこんな話が全部成り立ちません。 それって、つまり、ヘムラーの出番もいっぱいだったのかな? 今のより絶対多いよね?どきどき。もっとヘタレで我侭で自分勝手だったのかな? ……………ちくしょう! 勝手に想像してやる!!!(泣きながら) さらにまた苦情の話。プリンプリンの露出が云々。これもどっかで聞いた話ですね。 これに対してスタッフは番組の終わりに入浴シーンを流したそうですが、 本当だったんだ……これ。すみません、本気でネタだと思ってました! で、ボンボンとカセイジンをオサゲは全裸で登場。 15歳がマッパで、ワーイ入浴!……すごいや! ランカー様は大人の殿方なので上半身だけ裸で登場。入浴! プリンプリンも後ろ姿で入浴!!! これを実際に流したところ、苦情がこなくなったそうです。 そんなもんかい。よくわかんない! で、ここで新事実。あの金曜日に流れたと言うスタッフロールは スタッフの方々が本当に自由に作ってた枠だったそうです。 つまり、ヘムが踊りステンラがツーンとしたり、兄妹が墓参りで見る人を泣かせたり、 ボンボンがバスの上から心配そうにプリンプリンとマノンの様子を伺ったり、 あれ全部スタッフが考えたんですか!なんて萌えなスタッフさん達なのでしょう! スタッフロールを見てキャラの色んな一面にいつもワクワクしてた私としては、 なんというか、感服。完敗。スタッフさん素敵すぎる。やるなぁ!!!! そいでもって、本当の苦労話。 友永先生は、最初1か月の時間の余裕をもらうって話で人形制作をされてたそうです。 が、それは放送初期の話。ひょうたん島でもそういう事になってたらしいですが、 放送が進むにつれてだんだん出来上がりが遅れてくる石山先生の脚本……。 脚本がなければ友永先生は人形が作れません。しかし、人形は撮影まで放送までに 仕上げなくてはなしません。鬼のような納期、死ぬ。とにかく最後の方は大変だった そうです。もう時間がない時間がない。以前聞いたことのある、ずっとくる日もくる日も 一日中人形作ってたという先生のインタビュウでの話はこういう事情だったみたいで。 一気に20体とか…なんだか想像するだにクラリときちゃいますね! 「そういえば、プリンプリンでは男の人形ばっかり作ってたなぁ………」 エ、せ、先生!?なんかちょっと遠い目をされたような… 先生の本音だったのかもしれません。先生は、先生は、 女性がお好き☆そうフェミニストでおられるのです。そうなんだよ! その4、まいごのまいごの…。 インコたん!そうインコたんは人気があるにも関わらず行方不明との噂。 で、本当のところどうなのでしょうか……… やっぱり行方不明。 あーん………!!!!そのうえ、 ヘンナキブンも行方不明。 ああああああああああああああん!!!! 青梅の時は確かいた筈…とのことですが、それ以降はゆくえしれずだそうです。 でも、インコたんは倉庫の中のどこかにしまったままではないかと先生談。 倉庫の捜索に行きたいと誰しも思ったわたくし達一同。 捜索隊を組む予定はございませんか、てんてー!(さすがに口には出さず) 一生懸命探すよ!そんでもってヘムラーもゲットするよ!(そればっかだな) 前方斜め上(2階というかロフトみたいな位置)に見える倉庫の扉…… あの中には人形いっぱい夢がいっぱい。 奥様曰く、 「こんな事(再放送が始まってまたプリンプリンが話題になる)になるとは 思ってもいなかったのよー」 何せものすごい人形の数です、この数が今まで先生の元で保存してあっただけでも奇跡的。 (ほ、ほかの人形劇とかの人形、泣きたい事になってるしね………) 「本当は、ここに越してきたばかりの頃は一体一体をちゃんと見れるような展示をするって 言ってたんだけど、未だにこのままなのよ。それより、また新しい池作ってるし!」 先生の家の庭にあるイケス(これまた自作)には沢山鯉が泳いでまして、 その向こうに見えるあの水色のビニールカバー……あれが今作っておられる!(笑) てんてーは、女性と鯉がだあいすきなんだそうです。鯉の世話をされてるのは先生。 調子が悪そうだなーって思うと、自分で鯉に注射とかしちゃうそうです。 そんな先生の愛情をたっぷりうけた鯉いっぱい(とにかくいっぱい)は、 それに比例してか大物が多かったです。ほんとでかい。びっくりする。素敵なお庭です。 「わたしはしないわよぉ、あの人がぜーんぶやってるの」 と朗らかに笑っておられた奥様。なんだか、とっても仲の良ご夫婦っぽく…… もえ。もえ!(また萌えるか!) や、でも、ほんと凄い空気良かったのー。 それに、先生の手作りなものばかりで、ほんと愛に愛に満たされた美術館でした! そういや、その日にいらっしゃってたあるご家族連れの女の子。 ツインテールにしてて、インコたんがすき!って言ってたりで、 インコたんのかわゆさは小さい子にも勿論公認なのですね。インコたーん…! インコたんのパパとママはいたんだけどなぁ。あとリャマタクシー。 その5、本当は○○なプリンプリン物語。 って言っても、そんな大それたことじゃなくて、ちょっとした小ネタ話。 意外なことに、こうしてファンの方が集まって個人的に来たのは 今回私達が初めてだったそうです。ほんと意外だー。みんなもっと来てるかと思った。 今までにもファンの人は来たけど取材で来た方ばかり、この前テレビに出たらしい ちょう頑張ってる女性カメラマンさんとか。写真をバリバリ人形1体づつ 丁寧に撮っていたそうで、もしかしてインコたんやヘンナキブンも?その方が こられた時期がうろ覚えなので、実際どうか分かりませんけど。 でも、売り込む前段階で結局企画が通らなかったのか、まだ日の目にあたってないらしく、 いつかは見れるかもしれないとのこと。楽しみですねー、いつか見れるといいなぁ! ちなみに、プリンプリンの音楽をかけたら(例の関係者だけに配られたアレかな)、 取材にきた人達は思わず歌ってたそうです。みんなプリンプリンがだいすき☆(笑) 勿論、今度発行されるメモリアル大全の著者である方も来られたそうで、 先生にお話を聞くに期待できそうです。はぁはぁ、たのしみ! 小ネタじゃなくて、結構重要なんですけど、 人形劇のことについて語る先生、『子供はライバルですよ』と真剣に おっしゃってました。惚れます。やばいです。もえです。 その一言一句をハッキリとは覚えてないのですが、先生の心構えとか心意気は 大変勉強になりました。インスパイアとかリスペクトってやつです。 なんか私もやる気ムクムクです。へこたれそうになったら思い出そうそうしよう。 人形劇は、実際に役者を使うものと違って、(手間はかかるけど)世界そのものを 作り上げることができます。それがクリエイターの醍醐味なのですね! うむ、いいないいな。私もいつかいつか近いうちに有言実行!(出来たらいいな) あと、辻村ジュサブロー先生のお話もされてて、八犬伝とか放送終了後1年間は 保存する約束だったんだけど、その間にビデオ化するとかの話が持ち上がらなかったらしく (なんでだよう)その後テープは人形達はちりぢりに……かなしいお話です。 人形劇三国志の場合は、もう最初からビデオ化するとか話があったらしいです、なるほど。 プリンプリンも最初からそういう話あったら良かったのになー…でも量がすごいからなー。 でも、見たかった!全話しっかりした映像が!オサラムームーも!!! ちなみに、私はこのあと別の日にジュサブロー館にも行きました(笑) 本買ったらサインしてもらいました。えへ。 と、ここで原画を数枚見せてもらえることに。生原画!生!ワクワク。 原画と人形をじっくり拝見したよへつづく。 戻 |