104.コンセプトは適当 (アクタ共和国・4) 前回の続き、というかリメイクというかバージョン違い。 「あのう…密告したい事があるんですが〜」 「密 告、大・歓迎!」 プリンプリンの居場所を知っているという医者の密告に、 大ハシャギの大喜びで飛び跳ねてみた大佐。 密告の報酬を要求されて、ステッラに命令してお金を渡す。 この辺総集編ではハショられそう…重複してるとね…。 居場所も分かった事だし、はりきって命令しようとするヘムラーだが、 部下の軍人達は出払ってて誰もいない。 「ご自分で、命令なさったじゃありませんか」 「うぅむ…私とした事が!」 ステッラに的確にツッコミを入れられつつも、結局無線で軍曹に連絡。 「いいか?丁重に、親切に、お大事に、お優しく!ひっとらえてこい!」 「それで、プリンセス・プリンプリンはいまどこに?」 「あっち、だ」 ヘムラー、お前もか。 ついにプリンプリンを保護出来たアクタ国軍。安心ムードでいっぱい。 「病人の食事を持って参りました、プリンセスの分はあちらに用意しております。どうぞ」 ステッラが、プリンプリンとボンボンのところへやってくる。 牢獄にいれられているシドモドやマイホーム夫妻も出して欲しいとお願いするプリンプリン。 「ダーメ!今はそこの坊やも病人だから特別扱いしてるけど、 病気が治ったらまた冷たい牢獄に逆戻りしてもらうわ」(坊や、だっけ?) 意地悪ステッラ、まぁ任務だし規則だし。それ抜きにしても意地悪だけどな! 「だいたいアンタ達は、領空侵犯、不法入国、脱獄の罪で牢屋にいてもおかしくないのよ」 あれ?領空侵犯?領海じゃなくて??この辺ハッキリしません。 「それじゃぁ、どうして私だけ特別扱いなんですか?」 「それはね、この国の恩人ミスカーランカーたっての命令だからよ。 丁重に、親切に、お大事に、お優しく!もてなせってね」 ランカーの名前を聞いてあからさまに嫌がるプリンセス、ちょっと本調子を取り戻した ボンボンが名案が浮かんだらしく、ステッラに質問。 「ルチ将軍は、この国で一番偉いんだよな?」 「そうよ、偉大なるルチ将軍万歳!」 「ミスターランカーは、この国でルチ将軍よりも偉いんだよな?」 「ミスターランカー万歳!」 「そのミスターランカーの部下を牢屋に入れてるってのは、不味いんじゃない?」 「は…、部下?」 面食らって聞き返すステッラ。 「そうだとも、シドロとモドロはミスターランカー直属の部下ヘドロの手下だもんな〜」 「それ…、本当?」 「本当さ」 「大変だ…! 大佐!ヘムラー大佐!!!!!!」 慌ててヘムラーに報告に行くステッラを見て、うまくいったとボンボン大喜び。 それを誉めるプリンセスの褒め言葉は、どう考えても泣かせると思うんですけど。別の意味で。 そんなこんなで同じ調子で、その後『ミスターランカーのチェス友達』ということで釈放されて 基地の最上階で特上フランスコースでもてなしをうけるマイホーム夫妻なのでした。 ステッラとヘムラーはその度に大慌てしたことでしょう。 恐るべき子供達。 ところで、大佐、司令官室の机の上に両足投げ出して、お行儀が悪いよ! 105.革命の女神 (アクタ共和国・5) 国歌歌ってる時に出たくらい?ヘムラーは。 確か、カセイジンのアクタ共和国の説明中に歌が流れて、そのシーンで。 ステッラはちょこちょこ出たかも。 この回後半でカセイジン(ちゅうか花アナ)によってアクタ王国の歴史が説明される場面。 15年前のクーデターの解説に有名絵画パロディが使われます。 ●ドラクロワの『民衆を導く自由の女神」: 若かりし日のヘムラーが左手に銃を右手に旗を持って軍人を導いてます。若そうに見えて、 15年前から軍人だったのか…という事は当時若くても18歳くらいだと推測。 旗持ちして先導するくらいなので、若輩でも高級士官ってことは、 士官学校出のエリートだったのではないかと更に推測。夢見過ぎ? ていうか、……………ヘムラーって女神様!!??(ドキューン★) ちなみに旗はフランスカラーの真ん中にアクタマーク。 ●ゴヤの『1808年5月3日』; 本来白シャツ黄色ズボンの人がアッテンジャー3世になってます。 106. 三行半で死活問題 (独裁者ルチ将軍・1) カセイジン達に会いに外出したいが、「ダーメ!」と、ステッラが許してくれないので ルチ将軍に会わせてくれと頼むプリンプリン。ルチ将軍は裁判中だからお忙しいと 意味深に答えるステッラ。「とにかく、ここから出ちゃダメよ」 取り敢えずルチ将軍が来るまでにプリンプリンを保護出来たので一安心のヘムラー。 司令官室の机席に座って雅びにまったりしてると、軍曹達が来て逮捕しに来たと言う。 「誰の命令だ!?」 「ルチ将軍の命令である!」 「あぁ……」 ヘムラーに逮捕状が出てるために偉そうな口調の軍曹。 なんだなんだで、大佐の帽子が取れて胸キュン……キュン………! アクタ共和国国家の合掌とともに包囲されるヘムラー。まさに四面楚歌。 そして、虫取りみたいなでかい網に捕まえられる。虫取りカゴだよ!? ………四面楚歌って言うよりも……これは……イジメ?(笑) 居留守の事で裁判にかけられるヘムラー。 「ヘムラー大佐、君は怪人ランカーのテレビ電話に居留守を使ったそうだね」 「誰からその事を……ああ、ランカー様ですね!?恐れていた事が起こりました…」 つい先ほど連絡をとったらしいルチ将軍は、ランカーは別にそんな事言ってなかったと言う。 「それでは一体誰が……」 「彼女だ」 「アタシが密告したのよ」しれっと答えるステッラ。胸には勲章が。 「ステッラ!」 「悪い事をしたら、それが上官だろうと友達だろうと兄弟だろうと親だろうと、 その筋に密告するのが当然の義務なのよ」(細部がうろ覚え…) 密告したのでルチ将軍に褒められて勲章を貰ったらしく、胸には輝くソレが。 「お気の毒様!ヘムラー大佐」 「ルチ将軍!もうしませんから、どうぞ、どうぞ、お情けを〜〜!」 と、命乞いも空しく判決が言い渡される。 「ヘムラー大佐は銃殺!」 広場の樹に縛り付けて銃殺しろとか物騒極まりない命令を出す将軍。 下っ端軍人達に拘束されまた帽子が落ちる、本当に恨めし気にかつ力なく連行されるヘムラー。 あわや貞操の危機!(命の危機です) 「おぼえてろ〜〜〜!化けて出てやる〜〜!!」 「ちょっと待って下さい!」ルチ将軍に外出の許可を貰いにきたプリンプリン登場。 「ここに来ちゃ駄目だって言ったじゃない!」ご立腹ステッラ。 「居留守を使ったくらいで死刑にするなんて、あんまりだわ!ひどいわ!ムチャクチャよ!」 107. カラカラカラカラ (独裁者ルチ将軍・2) 魅惑のヘムラー裁判第2回。台詞は全部うろ覚えだけど大まかにこんな感じで。 プリンプリンのお願いで、なんとかヘムラーの銃殺は一旦保留に。 「それは確かに居留守を使ったヘムラー大佐は悪い事をしました、 だけどそれだけで死刑にするなんてあんまりよ」ヘムラーの弁護をするプリンプリン。 今最も輝いて見えるよプリンセス!華麗にジャッジメントタイム!(デリート不許可) 「プリンプリン、あなたがどこの国の人間かは知らないけど、ここはアクタ共和国。 悪い事をしたら、死刑になって当然なのよ?我が国民は世界で一番優れた民族なんだから」 ステッラも負けていられない、プリンプリンを諭そうとするが正しいようで変な理屈。 休廷中にアクタジュースを飲んでポイ捨てをするルチ将軍とステッラを見て 「あら?変だわ、なーんか変だ!」を繰り返す容赦ない常識人のプリンプリン。 ちなみに、ヘムラーは意地悪されて軍曹にジュースを貰えませんでした。 「ヘムラー大佐が死刑だと言うなら、ステッラ、あなたも死刑よ。そして、ルチ将軍も!」 いきなり不意打ちで死刑宣告をされて狼狽するステッラ。 「ちょ、ちょっとプリンプリン!?」 「どうして空き缶を捨てたんですか?」 「空だからよ!」 「だから空だからだからどうして?」 「だから空だからだから空だからよ!」 (ちゃんとしたの覚えてないですショボーン) 以下、ダカラカラダカラがどんどん付け加えられる押し問答がしばらく続く。 答える度にステッラは缶を蹴飛ばして上手くダルマ立て並べするんですが、缶蹴りの達人ですか。 女同士の熱い口先バトルを見守るルチ将軍。 と、調子に乗って壇上で「ヤッター」とか言ってハシャぐヘムラー、さすがに将軍にたしなめられる。 「あ、私こんな事してる場合じゃなかった」と本来の目的である外出許可申請を思い出すプリンプリン。 見捨てられそうになって泣きつくヘムラー。困った大人に本当に困るプリンセス。 「ヘムラー大佐は悪い事をしました、だけど、今では本当に、心から、反省しています」 取り敢えず最後まで弁護はしてやる。おかげで死刑を免れたヘムラー、 「この恩は決して忘れない」とか泣きながら感謝。(で、いつ借りを返したんだろうな) 「ステッラ!この事は一生覚えてるからな!」とヘムラーは更に恨み言を吐く。 判決が翻ったと分かるや否や、態度を豹変させるステッラ。 「ヘムラー司令官にお飲物を!」 軍曹に散々ジュース(中身入り)を渡される、というより、 爆弾を投下されてジュースの山の下敷きになるヘムラー。いじめですか、これは(萌) このあとステッラはヘムラーの側でなくルチ将軍の側に控えてるので、 将軍直属の参謀に昇格したみたいです。なんだか、しょぼーん。 →その2へ進む 戻 |