100. イライラはお肌に毒ですよ (なぞの誘導電波・5)
プリンプリン達が脱走したので、追っ手を向かわせるヘムラー。
ちょっと前にミスターランカーから『プリンプリン保護願い』が出たらしく、
自分が牢屋にぶちこんだわそれが脱走ししたわで、
なかなか捕獲出来ないのでイライラ。
軍事国家であるアクタ共和国にとって、武器の販売をしているランカー様は
とっても大事らしい。ルチ将軍の黒幕、といってもいい。
ランカー様に言われた通り
『丁重に、親切に、お大事に』
プリンプリンを捕まえてこいと軍曹に命令する。


本編はこの回はイマイチ出てないのですが、スタッフロールで
ヘムラーとステッラがイチャイチャしてます。嘘です。
2人でルチ将軍の肖像画に敬礼した後に、2人で割と真面目にお仕事。
通信したり、なんか色々。……なんかヘムラーが、ステッラに、
微妙にセクハラしてるように見えなくもないのがツボです。
肩とか腰にどさくさに触れてる気がする。気のせいだろうか、はぁはぁ。

ところで、アクタ共和国には海が無いのに沿岸が無いのに、
ヘムラー大佐にアクタ領海侵犯で捕まる事になったのか物凄く不思議です。
アクタには領海があるのか?後のルチ将軍の話から考えても、
植民地とか島も持ってなさそうなのに何故『領海侵犯』なのか。
それとも、捕まった時に何か説明でもあったのか。(全部見たーい)
そもそも何でそんなトコにいたの大佐、有給休暇でバカンスなんですか。
しかもオサラムームー付近。南の島で一体何が。


101.私のハートがチュクチュクしちゃうの  (アクタ共和国・1)
肝心のプリンプリンが見つからない。
前回捕まえれたのはチビとノッポのシドロモドロの2人だけ。
モニタに指名手配中のメンバーの写真がうつっている。
「これは、あたまのでっかい男の子」カセイジンの写真。
「これは、いつも腹を空かせている、これまた男の子」オサゲの写真。
「これは、髪ボーボーのちょっと色男の、男の人」ボンボンの写真。
ステッラ的にボンボンは『男の子』じゃないみたいです。
「それで、これは、プリンセスプリンプリン」プリンプリンの写真。
まだみつかっておりません、と報告するステッラ。
「困るよ困るよ〜、こんな事がミスターランカーに知られたら…」
大弱りのヘムラー。そこで、テレビ電話のベルが鳴る。
「ミスターランカーからのテレビ電話ではないかと、どうされます司令官」
「私は出ないよ。ステッラ、お前が出ろ
「ハぁ!?」
不意をつかれたのか、素っ頓狂な声を上げて驚くステッラ。
「我が祖国、アクタ共和国憲法第一条!『命令は絶対である』!
 私は居留守を使う、だからテレビ電話にはお前が出るんだ!」
「司令官、でも…」
「でもだとぉ!?
 我が祖国、アクタ共和国憲法第二条!『デモとストライキは禁止する』!」
「あ〜ぁ…」
上官の
我侭で情けない命令にかなり呆れ顔のステッラ。
もしかして、普段からこうなんですか!? 上官の権限を酷使したりなんかして!
「あ〜ぁじゃない!
 それじゃ、私はこっちの机の影に隠れているから…頼むよ!

最後しっかり強調。余程出るのが嫌なようです。
しぶしぶステッラがテレビ電話に出る。
部下に嫌われても仕方ないと思います、大佐!

「おはよ〜カワイコちゃん、名前は?」
「ステッラ、です。」
ランカー様的にはステッラはカワイコちゃんらしいです。そうなのか。
「ステッラくん、司令官のヘムラーくんはどこかね?」
「あの…その……ヘムラー大佐は……」
ハッハッハッハッ!と、テレビ電話の死角でジョッギングするヘムラー。
「ジョッギング中であります!」
口ごもっていたステッラ、ヘムラーに合わせて苦しい言い訳。
「ジョッギング中だと?」
「ヘムラー大佐は毎朝ジョッギングするのが習慣でして…、
 どっかの大統領の真似でございますね」
それにしても、ジョギングじゃなくて何故『ジョッギング』?なんかハッスル?

そこへやってきた軍曹、間の悪い事に大声でヘムラーに報告しようとする。
慌ててまた机の影で小さくなるヘムラー。
「司令官!ヘムラー大佐にご報告を!」
「ちょ、ちょっと!軍曹!ヘムラー大佐はいないでしょ!」
何をご冗談を、司令官はいるじゃありませんか。ヘムラー大佐はいるっす。
テレビ電話を見ているランカー様にもはやバレバレ。
「報告します!指名手配中のチビとノッポは捕まえました!」
「それは、私がもう報告しました!」
場を察しない軍曹にヒヤヒヤイライラのステッラたん、なんとか取り繕いたげ。
「それから、プリンセス・プリンプリンとその他の者ですが、めでたく…!」
この一瞬、この会話を聞いてた全員が期待したと思う。
「まだ捕まっておりません!」
ますます泥沼化。その上、いきなり通信が切れる。
「向こうで勝手に切ったようですわ」
「まったくけしからん!」
勿論ランカー様は居留守を使った上に通話中断でご立腹です。

「あぁ、困った事になった。ミスターランカーに居留守を使ったのがバレてしまった…
 こんな事がルチ将軍の耳に入ったら………」
『ヘムラーくん、君はクビだ。いや、銃殺だ』(ここだけ神谷さんの声が聞こえてくる)
「ルチ将軍、どうぞお情けを〜〜〜〜〜!!」
この状況を打破するために、何としてでもプリンプリンを保護したいところ。
というか、「するしかない!」 ヘムラー、崖っぷちです。
そんな訳で、全軍を上げて捜索に向かわせる。
てめぇじゃ動かねぇのかよ!(まぁ司令官だしね…)

ヘムラーは逆境にあってヒィヒィ言っててこそ光り輝くキャラだって、
信じてます★(爽やかな笑顔)


102.
喉元過ぎれば (アクタ共和国・2)
プリンプリンが見つからず、相変わらず情けない感じのヘムラー。
そろそろスタッフサービスに『オー人事』したいと考えてそうなステッラ。

「またミスターランカーからのテレビ電話のようです。
 どうしますか、司令官。出ますか?また居留守を使いますか?」
「……出よう」
バレバレの居留守でこれ以上印象を悪くしないために、今度は真面目に
ちゃんと自分で出たものの、プリンプリンがいないため、やっぱり苦しい言い訳。
「その…アレがナニしておりまして、」
妙な表現で報告するヘムラー、勿論ランカー様に怒られる。
「プリンセス・プリンプリンはお散歩中でありまして…今迎えに行こうかなと、
 そう思っていたところであります」
どうみても嘘くさい報告に、どうなるかわかってるだろうな等と念を押すランカー様。
ルチ将軍に言い付けるとまで言われて、ヘムラーもガタガタ震え気味。
「それだけは!どうぞお情けを〜!!!」当然泣き付く。
「もうテレビ電話は切れてます」
冷たくステッラが言い放ってたり。
「ん?そうか」
それを聞いてヘムラーもコロっと態度が元に戻ったり。
…もしもしスタッフサービスです。

「私がこんなに取り乱すとは…、これもあのプリンプリンとかいう小娘のせいだ!」
いっつも取り乱してそうなのにな、思ったよりアクタ軍人は普段は暇なんですね。
「いや、それよりもプリンプリンを保護しろと命令を出したミスターランカーのせいだ!」
ギリギリと愚痴を言うヘムラー、隣に密告好きの女性部下がいるよ…気をつけて!

この辺りでまた例の『銃殺だ』ヘムラー独り上手をやってたと思う。
他の回を合わせて合計3回くらい?

やっぱりプリンプリンが見つからないので、
ステッラの報告に「ハーッ!」とか声をあげてひっくり返ったり。
お尻から尻餅を付いて、両足挙げるっていう………
何だ、その器用なひっくり返り方は。


103.他力本願人生  (アクタ共和国・3)
そんな駄目大佐も、普段は意外と真面目に仕事をやってる様子。
羽ペンなんか持って何か書き物してます。報告書だろうか。
これで自分の日記とかだったら笑うなー!
結構マメそうだからつけてそうな気もする、けど、ここはアクタ共和国。
密告のネタになりそうな物は残さないのが身のためだと思いますが。
「あのう…密告します」
先程までプリンプリンに会っていた医者が司令室にやってくる。
「何のことだ」
「プリンプリンの居場所に…ついてです」
「密告………大・歓迎だ!」
お医者様は金の亡者なので、密告の報酬を要求。
「ステッラ!」
阿吽の呼吸で、ステッラが札束を医者に渡す。
普段こういう事が多いんだろうか、多いんだろうな。
それにしても、大人って汚いナ★
「それで、プリンセス・プリンプリンの居所は何処なんだ!?」
「あっち」
そんなアバウトな。


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